効果抜群!ミニベロのロングライドおすすめカスタム。ホイール編。

カスタム実例
この記事は約5分で読めます。

「ミニベロは長距離が苦手。」

と言われていますが、
その苦手を少しでも克服する
効果抜群のカスタムがります!

なぜミニベロはロングライドが苦手?
ロングが楽になるミニベロカスタムって?

そんな疑問を大阪府堺市にある
ミニベロやカスタムが得意な
ポタリング(自転車散歩)プロショップ
「自転車処ぽたりんぐぅ」が
12年以上のポタリングPROショップ経験と
大小1000件以上のカスタム経験の中から
詳しくお伝えしていきます。

ミニベロのロングライドにはホイールが重要!

走りを変えるカスタムと言えば「ホイール」
ミニベロに必要なホイールの性能について
わかりやすくご説明します!

ハンドルや姿勢のお話はコチラ。

効果抜群!!ミニベロのロングライドおすすめカスタム。ハンドル編
ミニベロで「しまなみ海道」やアワイチ、ビワイチと言ったロングライドにチャレンジしてみたいと思いませんか?ロングライドは苦手と言われるミニベロですが対策次第で十分にロングライドも可能です!カスタムで解決する部分もありますが、まずはあなたと自転車のマッチングを完璧にしましょう!ロングライドにチャレンジするヒントを!

ミニベロホイールは軽量化「NG」

ロードバイクと同じ感覚で
ミニベロをカスタムすると裏目に出ます。

過去に実際にあったご相談ですが、
「結構高価な軽量ホイールに交換したのに、
 なんだか思ってるほど走らないので
 どこかおかしくないか見てほしい。」

と言うご相談を受けました。

カーボンリムにタイヤもチューブも軽量化、
スポークもブレードタイプで本数も少なく、
ハブもいかにも回りそう。

ヒルクライムがメインなら正解ですが、
ロングライドしたい人には
残念ながら不正解です。

高かったでしょうけど…

ロング系、ミニベロホイールに必要な要素とは?

大事な要素は「ふたつ」です。

ひとつ目は、
「回転性能の高いハブ」が効果的です。

ロードバイクとミニベロ、
同じ距離を走るとしたらホイールの回転数は
タイヤが小さいミニベロの方が多くなります。

回転性能の良いハブ、
ラチェットの抵抗が少ないハブ、
を選んであげるのが効果的。

ふたつ目は、
「重いホイール」です。

ホイールの重量分布は半分以上、
リムやタイヤなどの外周にありますので、
周辺重量の重いホイールと言うことになります。

この理由については次で取り上げます。

ホイールに働くちから。慣性モーメントのお話し。

わかりやすく(?)お話しするので
ページを閉じないでくださいねww

慣性モーメントってなんや?

回転する物体には「慣性モーメント」と言う
力が働きます。

自転車で言うなら、
車輪の
回しにくさ,止めにくさを
決める量で,
その値が大きいほど
回しにくく,止めにくいです。

自転車に置き換えると、
700cのロードバイクほど、
最初は立ちこぎしないと進みだせへんけど、
進んでしまえば惰性で進みやすいよ。

と言うことです。

画像の引用元:東京電機大学 エネルギー研究部 HP

上の図のように、
Z軸を中心に半径で回る質量 の時。
(通訳:
ハブ軸を中心に700cのホイールの外周を
リム・タイヤが回っていますww)

I(慣性モーメント)=mr²

と簡易的には表されます。

ミニベロホイールの
弱点を補う方法

ミニベロホイールの特徴

ミニベロホイールの特徴は、ずばり、
「こぎ出しはメッチャ軽くて、
 走り出したときの伸びがない。」
と言えます。

小さな車輪半径のせいで
伸びがめちゃくちゃ悪い

I(慣性モーメント)=mr²

のrは車輪の半径となります。
半径の小さいミニベロは慣性モーメントが
かなり弱くなり、

「こぎ出しはメッチャ軽くて、
 走り出したときの伸びがない。」

と言う性格になります。

m(リム・タイヤの重量)を
大きくするしかない!

では、伸びの良いミニベロホイルを作るには
どうすればいいのか?

「m(タイヤ・リム)の重量を
 できるだけ重くする。」

事が効果的な対策になります!

こぎ出しは重くならないのか?

こぎ出しは重くなってしまいます。

しかし、
もともとかなりこぎ出しが軽いミニベロ
では、多少重くなっても気になりません。

むしろ、伸びがよくなるメリットの方が
はるかに大きく感じ取ることができる。
と言うわけです。

具体的にはこんな感じ、アルミのディープリムで重量増を!

実際にカスタムする場合は
ホイールを作成することになります。

その際は
「よく回るハブ」
あえて「重たいアルミ製ディープリム」
をチョイスします。

タイヤもあえて重たい
「ワイヤ―ビード」採用のモノを選び、
決して、軽量チューブなど
選んではいけません。

変速機の優先順位は低い。ブレーキは奮発して上位グレードを!

ブレーキは疲れ方にも関係する大事な要素

ミニベロロードにはシマノ「デュアルピボット」採用ブレーキを。

ブレーキ性能もタイヤの外径に
大きく左右される要素です。

ミニベロはブレーキの効きが弱いです。

効きにくいブレーキは
強く握りしめる必要があるため
上半身の消耗が激しく、
肩や腕がひどく疲れてしまいます。

安全にロングライドを走り切るには、
押さえておきたいポイントです!

変速機は後回しでもOK

あくまでも、
のんびりロングライドを楽しみたいというなら
変速機は後回しでOK!

カスタムの予算がある中で
余裕があれば一気にやってもいいですが、
無理してするようなら
変速機は変える必要なしです。
(ケースバイケースですが。)

では、変速機を
段数の多い上位グレードにした方が
よいタイミングとはいつでしょう?

それは、
「ケイデンスを細かく意識し始めた時」
です。


ケイデンスとはクランクの回転数の事で
上の図のような考え方です。

自転車をこいでいて、
「4速だと重いんだけど、
 3速だと軽いんだよね、
中間の

 3.5速があればいいのにね。」
なんて事を考えるようになれば
変速機のアップグレード時期!

10速や11速の変速機は
この「3.5速」的なギアが選べる事が
最大の強みになります。

逆にそういう希望がなければ
無理に予算をかけてコンポ交換を
する必要はありません!

厳しい話ですが、
コンポを変えただけでは速くなりません。
乗り方の幅が広がり、
機材に物足りなさを感じたら
上位グレードの検討をしてあげればOK。

まとめ。弱点を補うカスタムを!

ミニベロ、特にロード系のミニベロは
とても長所と短所がはっきりした乗り物。

ロングライドに不向きな短所を
カバーするカスタムをしてやると
バランスの取れた自転車になって
結果的にロングライドが楽しくなります。

見た目もぐっと変わるので、
ぜひ一度、ホイルについて検討してみてください!

contuctus

タイトルとURLをコピーしました